ニトリ、島忠の買収検討　ＤＣＭと争奪戦に発展

　家具・日用品大手のニトリホールディングスが、ホームセンター中堅の島忠の買収を検討していることが２０日、分かった。島忠をめぐっては、同業大手のＤＣＭホールディングスが完全子会社化に向け、今月５日から既にＴＯＢ（株式公開買い付け）を開始。対抗してニトリもＴＯＢに踏み切れば、異例の争奪戦に発展する。
　ＤＣＭは、島忠に対し５日から来月１６日までの間、１株４２００円でＴＯＢを実施。買収総額は１６００億円を超える。ＴＯＢには島忠も賛同しており、ニトリが買収を提案すれば、敵対的ＴＯＢに発展する可能性が高い。（2020/10/21-00:33）