ソニー、2年ぶり最高益 巣ごもりゲームに「鬼滅」追い風―9月中間

2020.10.28
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by 時事通信

 が28日発表した2020年9月中間連結決算は、純利益が前年同期の約2倍、6928億円となり、上半期の最高益を2年ぶりに更新した。新型コロナウイルスの影響に伴い巣ごもり需要を取り込んだゲーム事業が好調。と共同配給しているアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の大ヒットを追い風に、21年3月期業績予想を上方修正した。
 「鬼滅」は劇場版公開と、シリーズ作品の逐次配信の両面で収益に貢献する見込み。
 ソーは9月に金融事業を完全子会社化したことで収益の安定性が向上した。これに伴い、不要となった税負担の引当金を取り崩し、中間純利益で2149億円の増益効果が発生したが、これを除いても過去最高だった。
 本業のもうけを示す営業利益も、スマートフォンなどに搭載される画像用半導体の不振をゲームソフトの販売拡大などでカバーし、7.1%増の5461億円と4年連続で最高を更新した。売上高は0.9%増の4兆824億円だった。(2020/10/28-20:53)

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