コオロギ入り洋菓子はいかが 世界で注目、「味に深み」―敷島製パン

2020.11.30
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by 時事通信


コオロギの粉末を練り込んだバゲット(敷島製パン提供)

コオロギの粉末を練り込んだバゲット(敷島製パン提供)

  • 食用コオロギを使ったフィナンシェ(敷島製パン提供)

 敷ン(名古屋市)は、粉末にしたコオロギを練り込んだ洋菓子やパンを12月1日、発売する。環境に優しい新たな栄養源として、食用コオロギは世界的に注目を集めている。敷ン初の商品は、煎ったナッツのような香りと深い味わいが特徴といい、同社サイト「パスコ」を通じて期間・数量限定で売り出す。
 商品化したのは「コオロギのフィナンシェ」(6個入り、2160円)と「コオロギのバゲット」(540円)。乾燥させた食用コオロギを粉末にして小麦粉と混ぜた生地を焼き上げた。フィナンシェ1個に最大30匹分、バゲットには100匹分が使われている。
 ベンチャー企業「FUTURENAUT(フューチャーノート)」(群馬県高崎市)が開発したコオロギ粉末を採用。敷ンの担当者は「食糧不足など社会課題を解決する未来食として、関心を持ってもらえればうれしい」と話している。(2020/11/30-20:37)

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