ドコモ、20ギガで2980円 新プラン「アハモ」、来年3月から―既存も値下げ
NTTドコモは3日、データ通信容量20ギガバイトの割安な新料金プラン「ahamo(アハモ)」を、来年3月から月額2980円(税別)で提供すると発表した。菅政権の携帯料金引き下げ要請に対応した。既存のプランも値下げする方針。既に割安プランを発表したKDDI(au)とソフトバンクよりも低料金となり、携帯各社の値下げ競争が激化しそうだ。
新プランは、KDDIとソフトバンクが打ち出した割安プランを1000~1500円下回る。ドコモでは、30ギガバイトで月額7150円(各種割引前)の現行プランより4000円以上安くなる。
20代を主なターゲットとし、実店舗「ドコモショップ」でなく、オンラインでのみ申し込みを受け付ける。3日から先行受け付けを開始する。現在主流の通信規格「4G」と今年3月にサービスが始まった高速・大容量の「5G」に対応し、1回当たり5分以内の国内通話が含まれる。
利用開始の際、新たな手数料負担などはない。従来のドコモユーザーだけでなく他社からの乗り換えなどで新規に契約する人も無料で新プランに移行できる。
1日に就任した井伊基之社長は記者会見で「利用者の生活スタイルに合わせ、複数の料金プランを展開する」と説明した。(2020/12/03-20:07)