国内死者、最多45人 重症者初の500人超―新型コロナ

2020.12.04
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by 時事通信

 国内では4日、新型コロナウイルスに感染した死者が新たに45人確認され、1日当たりで過去最多を更新した。厚生労働省によると、重症者は前日比8人増の505人となり、初めて500人を超えた。感染者は新たに2442人確認され、4日連続で2000人を上回った。
 新たに確認された死者は、北海道13人、東京都8人、埼玉県・大阪府各5人、神奈川県・愛知県各4人、沖縄県3人など。全国の死者の累計は2319人となった。
 東京都の1日当たりの新規感染者は449人で、3日ぶりに500人を下回った。大阪府は394人。茨城県(85人)、広島県(48人)、高知県(16人)で過去最多を更新し、大分県(18人)も最多に並んだ。
 北海道の陽性は212人だった。旭川市の旭川厚生病院では、4日までに累計201人の感染が判明。厚労省によると、国内のクラスター(感染者集団)としては、214人が感染した東京都台東区の永寿総合病院に次ぐ規模とみられる。同市の慶友会吉田病院でも感染者が173人に達した。
 茨城県では、障害者支援施設「暁厚生園」(坂東市)で入所者ら58人の感染が判明した。同施設での感染者は計61人となり、県内最大のクラスターとなった。いずれも症状は軽いという。
 三重県では県庁でクラスターが発生。これまでに雇用経済部長ら同部職員計8人の陽性が判明した。(2020/12/04-22:45)

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