海空自がコラボ料理 カレー、空揚げ対決終結へ

2020.12.05
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by 時事通信


コラボ料理で「和解」をアピールする山村浩海上幕僚長(左)と井筒俊司航空幕僚長=4日、東京都新宿区の防衛省

コラボ料理で「和解」をアピールする山村浩海上幕僚長(左)と井筒俊司航空幕僚長=4日、東京都新宿区の防衛省

  • 海上、航空両自衛隊がコラボレーションした空揚げカレー「空海」(手前左)=4日、東京都新宿区の防衛省

 海上、航空両自衛隊は、それぞれが推すカレーと鶏の空揚げをコラボレーションさせた「空海(くうかい)」を発表した。防衛省の食堂で7日から期間限定で提供する。旧日本海軍時代の伝統を受け継ぐ海自カレーに対抗して、空揚げを「空自空上げ」として宣伝していた両自衛隊のアピール合戦は、コラボ料理の誕生で「手打ち」となった。
 両自衛隊は親近感向上のため、各基地オリジナルのカレーや空揚げを紹介。10月には公式ツイッター上で、海上、航空両幕僚長も加わって対決構図を演出していた。
 空海は、海自岩国航空基地(山口県岩国市)のレンコンとひき肉を使ったカレーライスの上に、空自知念分屯基地(沖縄県南城市)で出しているニンニクしょうゆ味の空揚げをトッピング。名前には空と海の合体に加え、「食うかい?」と呼び掛ける意味も込めた。
 試食した山村浩海幕長は「(隊員の)募集広報に少しでも役立てたら非常に光栄だ」と強調。井筒俊司空幕長も「引き続き協力しながらやっていきたい」と述べた。(2020/12/05-13:35)

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