緊急事態宣言2週間、新規感染8万人超 頭打ち傾向も、死者数高水準―新型コロナ

2021.01.22
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by 時事通信


【図解】緊急事態宣言後2週間の国内新規感染者数推移

【図解】緊急事態宣言後2週間の国内新規感染者数推移

 首都圏4都県に緊急事態宣言が再発令されてから2週間がたった。全国の新型コロナウイルスの感染者は21日までの2週間で8万4982人、死者は988人増加。一部で頭打ち傾向が見られるものの、昨年の宣言時と比べ、新規感染者数は連日桁違いとなり、死者数も高水準で推移している。
 田村憲久厚生労働相は22日の閣議後記者会見で、感染状況について「横ばいみたいな状態で、これからの経緯をしっかり見ていかないといけない」と説明。宣言が1カ月で解除できるかは「専門家の意見を参考に、最終的な判断をする」と述べるにとどめた。
 宣言期間中の8日に全国の新規感染者が過去最多の7883人となり、19日に1日当たり初めて100人を超える104人の死者が確認された。
 この2週間で増加した感染者数を都道府県別で見ると、東京都が2万1869人(21日までの累計9万659人)で最多。神奈川県1万1546人(同3万6326人)、大阪府7439人(同4万58人)、千葉県6147人(同1万9045人)、埼玉県5980人(同2万2377人)と続いた。
 2週間で増えた死者数は、大阪府が159人(21日までの累計796人)で最多。東京都94人(同761人)、愛知県93人(同349人)、神奈川県81人(同385人)、兵庫県77人(同331人)の順だった。
 全国の重症者は21日時点で1014人と、過去最多となっている。(2021/01/22-21:02)

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