原爆ドームを報道公開 保存工事中、被爆直後の色へ―広島
広島市は27日、世界遺産・原爆ドーム(同市中区)の保存工事現場を報道陣に公開した。工事は5回目。被爆直後のさび色(焦げ茶色)に塗り直す作業などが続いており、3月末に完成する予定。
市によると、今回の工事は、ドーム型の屋根や中庭に設置されたらせん階段の塗装と、ひび割れの補修などが目的。色は米国が撮影したカラー写真を基に決めた。1989年の工事で一度塗り直しているが、被爆直後の色を再現するのは初めてという。(2021/01/27-15:00)