「豊臣大坂城」の石垣公開 高さ6メートル、自然石活用

2021.01.27
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by 時事通信


【図解】豊臣期と徳川期の大坂城の比較

【図解】豊臣期と徳川期の大坂城の比較

  • 豊臣秀吉が築いた大坂城詰ノ丸石垣の南面=26日、大阪市中央区

 豊臣秀吉が築いた大坂城の石垣が、400年ぶりに姿を現した。大阪市などが2013年から続けていた石垣の発掘調査が終わり、27日までに報道陣に公開された。自然の石を組み上げたのが特徴で、専門家は「現在も地下に眠る『豊臣大坂城』の姿に迫る貴重な調査だ」と話している。
 秀吉が1583年に築いた大坂城は、大坂夏の陣(1615年)で焼け落ちた。徳川幕府はその後、最大十数メートルの盛り土をして新しい大坂城を築いた。
 豊臣時代の石垣は1984年、現在の天守閣に近い深さ7メートルの地中で発見。今回の調査で長さ約15メートル、高さ約6メートルの石垣が発掘された。天守閣や奥御殿があった最上部の「詰ノ丸」に至る石垣で、かつては上部にやぐらがあった。
 徳川時代の石垣は割った石を使い最高約30メートルまで積み上げたのに対し、発掘されたものは自然の石を組み合わせた「野面積み」が特徴。一部ではくさびで石を割った跡も確認できた。落城時の火災で変色した石もあり、当時の地層から金箔(きんぱく)を張った瓦なども出土した。
 滋賀県立大の中井均教授(日本城郭史)は「くさびで割った石を使うのは城の石垣では最初期で、貴重だ。大きな石材の間に小さな石が丁寧に詰められ、見栄えも重視している」と話す。
 一般公開は2月19日からの3日間で、市のホームページから申し込める。市は23年に見学施設を開業予定で、建設費の寄付も募集している。(2021/01/27-14:39)

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