東京五輪の無観客開催も検討 組織委―2月にトップ級会談へ

2021.01.28
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by 時事通信


IOCのバッハ会長とのオンライン会談を終え、会見に臨む東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長=28日午後、東京都中央区(代表撮影)

IOCのバッハ会長とのオンライン会談を終え、会見に臨む東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長=28日午後、東京都中央区(代表撮影)

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は28日、東京都内で取材に応じ、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続く中で7月下旬に開幕が迫る大会について、無観客での開催も含めて検討していることを明らかにした。
 森会長は大会での観客について、「いろんな形を考えて想定している。基本的にはそうしたくないが、それ(無観客)も考えないとシミュレーションにならない」と語った。観客数の上限や外国人観客の扱いは今春までに決める。安全で安心な大会の開催に向けては「判断の基準はない。みんなが安全、安心を願ってやっている」と述べた。
 森会長は28日に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長とテレビ電話会議を行い、2月に小池百合子都知事、橋本聖子五輪相らを含むトップ級会談を実施することで合意した。「互いにこれまでやってきたことを確認して整理し、次のステップに進む」と話した。3月上旬にはIOCのコーツ調整委員長が率いる会合が開かれる。(2021/01/29-08:33)

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