ゴーン被告逃亡関与で禁錮刑 プライベートジェット操縦士ら3人―トルコ

2021.02.24
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by 時事通信


日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告=2020年9月、ベイルート近郊(AFP時事)

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告=2020年9月、ベイルート近郊(AFP時事)

 【イスタンブール時事】日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告が2019年末に日本からトルコ経由でレバノンに逃亡した事件で、トルコ・イスタンブールの裁判所は24日、逃亡に使われたプライベートジェット(PJ)の運航会社元幹部と操縦士2人に禁錮4年2月の有罪判決を言い渡した。
 ゴーン被告逃亡への関与に絡み、有罪判決が下されたのは初めて。このほかにも逃亡を手助けしたとして元米軍特殊部隊員マイケル・テイラー容疑者らが米国で拘束され、米連邦最高裁が今月、日本への身柄引き渡しを認める判断を出している。
 トルコ検察は昨年5月、PJを手配した元幹部オカン・キョセメン被告と操縦士4人、客室乗務員2人を「密航させた罪」や「密航を知りながら通報しなかった罪」で起訴。7人は少なくとも日本を出発するまでゴーン被告の搭乗を知らなかったと説明し、否認していた。7人のうち操縦士2人と客室乗務員2人には無罪が言い渡された。(2021/02/24-23:21)

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