みずほ、データ移行を中断 ATM障害で原因究明優先

2021.03.05
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by 時事通信

 みずほ銀行は5日、大規模システム障害により現金自動預払機(ATM)が停止した問題を受け、デジタル口座へのデータ移行作業を当面中断すると発表した。同行は、このデータ移行が障害の一因となったとみており、原因を徹底的に究明した上で安全で確実な運用につなげる。再開時期は未定。
 中断するのは、1年以上記帳のない預金口座のデータを、預金通帳を発行しないデジタル口座に移行する作業。作業中断に伴い、対象者は一部を除き従来通り通帳を利用できる。
 みずほ銀は今年1月から、新規口座開設時の紙の通帳発行を有料化するとともに、デジタル口座の取り扱いを開始。これに伴って、2月下旬から計6回のデータ移行作業を計画していた。(2021/03/05-19:48)

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