国内感染4000人超える 2カ月半ぶり、大阪最多1130人―新型コロナ

2021.04.14
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by 時事通信


「まん延防止等重点措置」対象地域を外れたJR三鷹駅南口前の飲食店街=12日、東京都三鷹市

「まん延防止等重点措置」対象地域を外れたJR三鷹駅南口前の飲食店街=12日、東京都三鷹市

 国内では14日、新たに4312人の新型コロナウイルス感染が確認された。1日当たりの新規感染者が4000人を超えたのは1月28日(4127人)以来2カ月半ぶり。大阪府では過去最多の1130人の感染が判明した。兵庫県でも507人が陽性となり、初めて500人を超えた。東京都は591人で、2日連続で500人を上回った。
 各地で拡大傾向が見られ、愛知県(216人)では1月28日以来、神奈川県(205人)では2月6日以来となる200人超の感染が判明。福岡県(156人)は同18日以来、約2カ月ぶりに100人を上回った。この他、新潟県(37人)が過去最多で、和歌山県(44人)はこれまでの最多と並んだ。死者は全国で計33人確認され、重症者は前日比12人増の608人。
 2日連続で1000人を超えた大阪府の吉村洋文知事は「厳しい状況だ。(感染者の)重症化率が高いことで病床が逼迫(ひっぱく)している」と危機感を示した。従来は感染者数が少なかった10代や20代の学生にもクラスター(感染者集団)が急増しているとし、府内の学校での部活動を原則休止とするよう要請することも決めた。
 兵庫県の井戸敏三知事は「医療体制は危機的状況。(感染者数が)急上昇している地域の実情を分析した上で、の対象区域の範囲についても検討課題とする」と述べた。
 東京都の新規感染者の直近1週間平均は497.1人で、前週(417.0人)から19.2%増えた。この日都内で感染が判明したのは20代が183人で最も多く、30代103人、40代101人と続いた。重症化リスクの高い65歳以上は56人。都基準での重症者は前日と同じ41人だった。(2021/04/14-20:38)

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