コロナ重症、死者最多 国内新たに6000人超感染

2021.05.07
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by 時事通信


東京都内の飲食店街=3月、東京都港区

東京都内の飲食店街=3月、東京都港区

 国内では7日、新たに6056人の新型コロナウイルス感染が確認された。6000人を超えたのは1月16日以来およそ4カ月ぶり。東京都では907人、大阪府で1005人の陽性が判明した。全国の重症者は前日から33人増え1131人となり、過去最多を更新。死者も大阪府(50人)と兵庫県(39人)で1日当たり最多の発表があり、これまでで最も多い148人に上った。
 緊急事態宣言の対象に追加される愛知県は過去最多の443人、福岡県も最多となる472人の感染を確認。岐阜(130人)、岡山(129人)、大分(78人)、福島(73人)、佐賀(59人)、香川(50人)、石川(47人)各県でも最多を更新した。
 都内の新規感染者が900人を超えたのは6日ぶり。新規感染者の直近1週間平均は766.4人で、前週(773.4人)から0.9%減少した。都基準の重症者は前日から3人減の69人だった。
 大阪府内では5日ぶりに新規感染者が1000人を超えた。門真市の有料老人ホームではクラスター(感染者集団)が発生し、7日までに入所者と職員の計61人が感染。うち60~90代の入所者13人が死亡した。
 兵庫県では重症病床使用率が過去最多の83.0%に達した。神戸市は長田区の老人保健施設でクラスターが発生し、4月14日以降、入所者と職員の計133人が感染、同18日以降、入所者25人が死亡したと発表した。うち23人は施設内で入院待機中や療養中に死亡したという。(2021/05/08-00:35)

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