5大銀、3年ぶり増益 21年3月期、コロナ禍で引当金は膨らむ―見通し全社プラス

2021.05.17
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by 時事通信


2021年3月期決算について記者会見する三菱UFJフィナンシャル・グループの亀沢宏規社長=17日午後、東京都千代田区

2021年3月期決算について記者会見する三菱UFJフィナンシャル・グループの亀沢宏規社長=17日午後、東京都千代田区

  • 【図解】5大銀行グループの連結純利益推移

 三菱UFJフィナンシャル・グループなど5大銀行グループの2021年3月期連結決算が17日、出そろった。新型コロナウイルス感染症の影響で融資の貸し倒れに備えた引当金は増加したものの、本業はおおむね順調に推移。純利益合計は前期比1.6%増の2兆275億円と3年ぶりに増益となった。
 22年3月期の純利益は全グループが増益を見込む。ただ、コロナ禍の影響は依然不透明感が強い。三菱UFJの亀沢宏規社長は17日の記者会見で「国内は引き続きかなり厳しくみている」と動向を注視する考えを示した。
 21年3月期は持ち分法適用会社の米モルガン・スタンレーの収益貢献が大きかった三菱UFJ、が増益。が減益だった。
 本業のもうけを示す実質業務純益は国際業務の好調などで4.3%増の計2兆1644億円を確保。一方、貸倒引当金などの与信関係費用(傘下銀行合算)は前期比2.7倍に拡大した。政府の資金繰り支援策などの効果で当初想定は下回ったものの、コロナ禍を受けた取引先の業況悪化に伴い、予防的な引当金を計上する銀行が多かった。
 22年3月期の純利益予想は合計で11.5%増の2兆2600億円。与信費用の縮小などでコロナ前の19年3月期(2兆449億円)を上回る見通し。(2021/05/17-20:26)

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