自民、入管法の今国会成立断念 幹事長会談で立憲に伝達
会談に臨む自民党の二階俊博幹事長（中央右）と立憲民主党の福山哲郎幹事長（同左）＝１８日午後、国会内
自民党の二階俊博幹事長は１８日、立憲民主党の福山哲郎幹事長と国会内で会談し、衆院法務委員会で審議中の入管難民法改正案について、今国会成立を断念する方針を伝えた。与党は、菅政権の新型コロナウイルス対応への世論の不満が高まり内閣支持率が低迷する中、採決を強行するのは得策ではないと判断した。
幹事長会談に先立って、自民党の森山裕国対委員長は立憲の安住淳国対委員長に「これ以上審議を進めないという重大な決断をしたい」と伝達した。この後、自民党は公明党と幹事長・国対委員長会談を開き、成立見送りを確認した。（2021/05/18-12:56）
