立憲・福山氏「解散覚悟」で不信任案提出 与党は慎重

2021.06.13
0
by 時事通信


立憲民主党の福山哲郎幹事長

立憲民主党の福山哲郎幹事長

 立憲民主党の幹事長は13日のNHK番組で、16日に会期末を迎える通常国会対応について、首相が会期の大幅延長に応じなければ「衆院解散を覚悟の上で、内閣不信任決議案を提出する」と強調した。これに対し、自民党の幹事長代行は「国会を開いていると仕事がはかどるということでもない」と反論。衆院解散については「コロナがまた大変なことになるかもしれない。私たちはあまり望んではいない」と語った。
 公明党の幹事長も重要法案成立のめどが立っているとして「延長する必要はない。菅内閣に不信任に相当する理由はないから粛々と否決する」と述べた。
 野党側はそろって会期延長を求めた。共産党の書記局長は3カ月の会期延長が必要だとの認識を示し、コロナ対策や東京五輪・パラリンピック開催の是非などを議論しなければ「国民に対する責任を果たせない」と訴えた。国民民主党の幹事長も「政策の空白は大問題だ。国民のための不信任だという覚悟が必要だ」と述べた。
 日本維新の会の幹事長は会期延長には同調したものの、「会期延長とバーターで不信任案を出すのは理解できない」と疑問を呈した。(2021/06/13-12:35)

print

人気のオススメ記事