ゴーン被告逃亡手助け認める 米国人親子初公判―東京地裁

2021.06.14
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by 時事通信


日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告=2020年9月、レバノン・ベイルート近郊(AFP時事)

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告=2020年9月、レバノン・ベイルート近郊(AFP時事)

 日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(67)の国外逃亡を助けたとして、犯人隠避の罪に問われた米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」元隊員で米国籍のマイケル・テイラー被告(60)と息子のピーター被告(28)の初公判が14日、東京地裁(楡井英夫裁判長)であり、2人は「間違いない」などと述べ、起訴内容を認めた。
 検察側は冒頭陳述で、ゴーン被告が2019年6月ごろには日本からの出国を計画していたと指摘。当時レバノンにいたテイラー被告は、知人を介してゴーン被告の妻キャロル・ナハス容疑者(54)=偽証容疑で逮捕状=と知り合い、逃亡を手助けするよう複数回依頼されたとした。
 ゴーン被告は、当時の保釈条件で使用を許可された携帯電話以外の通信端末を用いて親子と直接連絡。大型の箱に隠れてプライベートジェット(PJ)で出国するアイデアは同被告の発案で、逃亡に要する費用などとして同被告から親子側に送金があったとも述べた。(2021/06/14-18:22)

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