河井元法相に実刑判決 懲役3年、「選挙の公正害する」―参院選大型買収・東京地裁

2021.06.18
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by 時事通信


河井克行 被告・元法相

河井克行 被告・元法相

 2019年参院選をめぐる大型買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた元法相で元衆院議員の河井克行被告(58)の判決公判が18日、東京地裁であった。高橋康明裁判長は「民主主義の根幹である選挙の公正を著しく害し、極めて悪質」として懲役3年、追徴金130万円(求刑懲役4年、追徴金150万円)の実刑判決を言い渡した。
 選挙違反で実刑判決が出るのは異例。河井被告の弁護側は同日、判決を不服として控訴した。保釈取り消しとなったため再保釈も申請したが、棄却された。
 同被告は実刑が確定すると公民権が停止され、刑期中と、その後5年間は公職への立候補ができなくなる。
 高橋裁判長は、広島県の地元議員ら100人への現金提供について、全て買収目的だったと認定。河井被告は選挙運動を取り仕切る「総括主宰者」だったとし、妻の案里元参院議員(47)=有罪確定=との共謀も認定した。
 現金の提供方法も、受け取りを拒む議員らに何度も迫るなど悪質だと非難。弁護側が現金提供の主な狙いは河井被告自身の政治基盤確立で、買収は副次的だと主張したことには「案里氏の当選を得たいという目的があったことは紛れもない事実。厳しい非難が向けられることに変わりはない」とした。
 その上で、過去の選挙買収事件と比べても「際立って重い部類に属する」と指摘。被告が公判途中で一転して起訴内容の大半を認め、反省の態度を示していることを踏まえても「実刑に処するのが相当」と述べた。
 判決によると、河井被告は19年3~8月、案里氏と共謀し、地元議員や後援会関係者ら計100人に、案里氏に対する投票や票の取りまとめなどを依頼し、総額約2870万円を提供した。(2021/06/18-18:29)

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