13歳西矢、周囲に感謝 最年少金から一夜明け〔五輪・スケートボード〕
東京五輪のスケートボード女子ストリートで日本選手最年少の13歳で金メダルを獲得した西矢椛(ムラサキスポーツ)が競技から一夜明けた27日、東京都内で記者会見し「やっぱり優勝できてうれしかった。家族や周りの人が『大丈夫だよ』って支えてくれたから1位になれた」と周囲への感謝の思いを語った。銅メダルを獲得した16歳の中山楓奈(同)は「まだ(実感が)湧いていない」と心境を述べた。
西矢は高度な技を次々と決めて笑顔を見せていた競技中から変わり、優勝が決まった後は涙をこぼした。「うれし過ぎて涙が込み上げてきた」と歓喜の瞬間を振り返った。
堀米雄斗(XFLAG)が男子の同種目を制したのに続き、新競技が世間の注目を集めた。西矢は「もっといろいろなパークが増えて、ストリートでも人にぶつからない程度に滑れるようにしてほしい」と願う。若くしてメダルを獲得したことについては、2選手とも「年齢はあまり関係ない」と口をそろえた。
メダルを獲得した「ご褒美」を聞かれると、西矢は「焼き肉」、中山は「漫画を買ってもらう」。10代らしい答えで会場を和ませた。(2021/07/27-12:05)