江田五月氏死去、80歳 参院議長、法相など歴任

2021.07.28
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by 時事通信


江田五月・元参議院議長

江田五月・元参議院議長

  • 初登院し、名札を返す社会市民連合の江田五月参院議員(肩書、所属は当時のもの)=1977年7月、東京・国会
  • 初閣議後、記念撮影をする菅直人首相(前列中央)と再改造内閣の閣僚ら。前列右から2人目が江田五月法相(肩書はいずれも当時)=2011年1月、東京・首相官邸

 社民連代表を務め、法相などを歴任した江田五月(えだ・さつき)元参院議長が28日午前8時36分、肺炎のため、岡山市の病院で死去した。80歳だった。同市出身。葬儀は31日午後1時から、同市南区福吉町31の20のアーバンホール岡南で近親者のみで行う。喪主は妻京子(きょうこ)さん。後日お別れの会を開く。
 江田氏は裁判官出身。実父で社会党書記長を務めた三郎氏の死去を受け、1977年の参院選全国区に社民連から立候補し、初当選。衆院へくら替え後、参院に戻り、当選回数は衆参それぞれ4回に及んだ。
 85年には社民連代表に就任。93年の細川連立政権に参画し、科学技術庁長官で初入閣。その後は日本新党、新進党を経て、98年の民主党結成に参加した。2007年の参院選で衆参の与野党勢力が逆転する「ねじれ国会」となる中、参院議長に就任し、同党で初めて三権の長の一角を占めた。
 民主党政権下では、菅再改造内閣で法相を務め、その後に環境相も兼務。議長経験者としては極めて異例な入閣を果たした。16年の参院選に出馬せず政界を引退した。(2021/07/28-16:33)

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