独艦船、インド太平洋へ出航 日豪など共同訓練、北朝鮮監視

2021.08.02
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by 時事通信


ドイツ海軍のフリゲート艦「バイエルン」=2005年3月、独北部ウィルヘルムスハーフェン(EPA時事)

ドイツ海軍のフリゲート艦「バイエルン」=2005年3月、独北部ウィルヘルムスハーフェン(EPA時事)

 【ベルリン時事】ドイツ海軍のフリゲート艦「バイエルン」が2日、北海沿岸のウィルヘルムスハーフェンからインド太平洋に向けて出航した。来年2月末までの航行で、日本や韓国、オーストラリア、米領グアムといったインド太平洋の各地に寄港し、共同訓練などを行う。日本には11月ごろに寄港の見込みで、北朝鮮船舶が国連制裁決議に違反して洋上で物資を積み替える「瀬取り」の監視活動にも参加する。
 フリゲート艦は、中国が領有権を主張して周辺国と対立を深める南シナ海も航行する。ただ、上海への寄港も調整しており、中国に対する過度な刺激や緊張を避ける方針。クランプカレンバウアー国防相は2日、出航を前に「価値を共有するパートナーと共に、ドイツのインド太平洋での存在感を示す」と強調した。(2021/08/02-22:30)

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