夏の帰省「自粛」に反発 実効性に疑問も―新型コロナ

2021.08.04
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by 時事通信


緊急事態宣言発令中のゴールデンウイークに旅行や帰省する人で混雑する羽田空港の国内線出発ロビー=5月1日、東京都大田区

緊急事態宣言発令中のゴールデンウイークに旅行や帰省する人で混雑する羽田空港の国内線出発ロビー=5月1日、東京都大田区

 新型コロナウイルスの感染拡大下で2度目となる夏休みシーズン。全国知事会は都道府県境をまたぐ帰省の中止・延期を要請する提言をまとめたが、インターネット交流サイト(SNS)上では反発が相次ぎ、感染症対策の専門家も実効性を疑問視する。
 知事会は1日、国への提言で「人流が増加する夏休み本番を控え、抑え込みに一刻の猶予も許さない状況にある」と指摘。帰省の抑制に加え、ロックダウン(都市封鎖)のような強い措置の検討も求めた。
 これが報じられると、ツイッター上では「何のための高齢者へのワクチン接種か」「なぜ県境を越えた帰省は中止で、国境を越えた五輪はやるのか」と批判が相次いだ。
 横浜市の女性会社員(45)は、都内に住む70代の両親が接種を終え、自らも近く2度目を受けるため、「2年ぶりに顔を合わせたい」と月末の帰省を楽しみにする。外出自粛が求められる緊急事態宣言の対象地域だが、「五輪は開催しているのに、自分たちの生活が制限されるのは納得がいかない」と不満を隠さない。
 昭和大の二木芳人客員教授(感染症学)は「ワクチンは重症化を予防するが、接種しても感染リスクは残る」と説明。移動抑制の必要性を認めつつ、宣言下でも感染者は増えているため、「(知事会の)緩い要望では効果がないのでは」と疑問を投げ掛けた。(2021/08/04-07:08)

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