排出量市場の創設提言 CO2削減、企業の自主参加で―経産省

2021.08.05
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by 時事通信

 経済産業省は5日、脱炭素社会の実現に向け、二酸化炭素(CO2)に価格を付けて企業に排出量削減を促す「カーボンプライシング」(炭素価格付け、CP)の手法を検討する有識者研究会を開いた。2月からの議論の中間整理案をまとめ、自主的にCO2削減目標を定めた企業が参加する枠組みをつくり、排出削減分を売買できる排出量取引市場を創設する方向を示した。
 経産省は年末までにCP導入の在り方で一定の結論をまとめる方針。ただ、環境省はCO2排出に新たに課税する「炭素税」や、対象企業全ての参加を前提とした排出量取引制度など、強制的に排出削減を促す仕組みを検討しており、政府内で調整が必要となる。(2021/08/05-19:06)

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