子どもの新型コロナ感染、8月急増 臨時休校は解消へ―文科省

2021.09.17
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by 時事通信


文部科学省の看板

文部科学省の看板

 文部科学省は17日、新型コロナウイルスへの感染が確認された児童生徒らは8月だけで1万7734人おり、7月から3倍以上に増えたと発表した。特に小学生は4倍近く増加しており、全国的な感染爆発の影響が子どもにも広がったことが明らかとなった。
 感染拡大に伴い、各地で夏休み延長などの対応が取られたが、今月13日時点で臨時休校している公立の小中学校は全体の3%にとどまり、一部自治体を除き、通常の学校運営に移行しつつあるという。
 文科省によると、8月にコロナ感染が確認されたのは、幼稚園児340人、小学生8031人、中学生5520人、高校生3703人、特別支援学校の児童ら140人。昨年6月から今年8月までの間の累計は5万4149人で、同8月だけで3割を占めた。これまでに感染報告のあった児童生徒のうち、10代の2人が重症という。
 一方、文科省が小中高校などを設置する全国の教育委員会の対応を調べたところ、今月13日時点で小学校を臨時休校しているのは53教委(3.2%)、中学校は60教委(3.7%)、高校は6教委(4.2%)だった。茨城県は県内すべての小中学校などに対して今月19日まで臨時休校を要請し、リモート授業を実施しているという。
 今月1日時点で小学校を臨時休校していたのは209教委(12.4%)、中学校は215教委(12.8%)、高校は28教委(19.2%)だった。(2021/09/17-17:44)

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