河野、岸田、野田氏「こども庁」継承 高市氏明言せず―自民総裁選

2021.09.22
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by 時事通信


自民党の「こども政策公開討論会」に臨む(左から)河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、野田聖子幹事長代行=22日、衆院議員会館

自民党の「こども政策公開討論会」に臨む(左から)河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、野田聖子幹事長代行=22日、衆院議員会館

 自民党総裁選に立候補した4候補は22日、衆院議員会館で開かれた子ども政策に関する公開討論会に参加した。規制改革担当相、前政調会長、幹事長代行は、首相肝煎りの「こども庁」について早期設置を図る考えを示した。ビデオメッセージで参加した前総務相は明確な立場を示さなかった。
 討論会は、子ども政策の充実を求める中堅・若手議員による勉強会が主催した。子ども政策の担当閣僚を置き、強い権限を持たせることや、関連予算を増額することでは4候補とも一致した。
 河野氏は「子ども、家族の問題を一元的に担当するこども庁が必要だ。専任閣僚を置いて問題を前に進める」と表明。岸田氏は「子どもにとって一番好ましい行政の在り方を考えるのは時宜を得ている。政策、予算、法律を一元化させる」と語った。野田氏も「こども庁は子どもだけでなく大人社会も変えるパラダイムシフトだ」と訴えた。
 一方、高市氏は「子ども政策を推進する最も効率的かつ効果的な組織を検討していく」と述べるにとどめた。(2021/09/22-17:13)

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