食料システムサミットを初開催 持続可能な道へ変革訴え―国連

2021.09.24
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by 時事通信


飢餓に苦しむ村で支給された栄養補助食品を食べる子どもら=2日、マダガスカル(AFP時事)

飢餓に苦しむ村で支給された栄養補助食品を食べる子どもら=2日、マダガスカル(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】持続可能な食料システムについて議論する「国連食料システムサミット」が23日、初めて開催された。オンライン形式で24日まで開かれ、130超の国・地域が参加。グテレス国連事務総長は「人々、地球、繁栄のために食料システムの変革が必要だ」と訴えた。
 今回のサミットは、国連が掲げる気候変動対策や貧困・飢餓の撲滅など17項目の「SDGs(持続可能な開発目標)」を2030年までに達成するための「行動の10年」の一環。各国首脳らが世界的な人口増加などを念頭に、環境負荷を軽減した持続可能な食料の生産や加工、流通、消費の在り方について演説した。
 具体的には、食料安全保障の強化や食品ロスの削減、環境と調和した農業の推進などをテーマに議論。新型コロナウイルスの影響を受けた食料サプライチェーン(供給網)の強靱(きょうじん)化についても論じた。(2021/09/24-07:52)

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