東電HD、9期ぶり赤字転落 LNG高騰で下方修正―22年3月期

2021.10.27
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by 時事通信


東京電力ホールディングスのロゴマーク

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 東京電力ホールディングス(HD)は27日、2022年3月期の連結純損益が160億円の赤字(前期は1808億円の黒字)に転落する見通しだと発表した。従来予想の670億円の黒字から下方修正した。純損益の赤字は9期ぶり。エネルギー価格の高騰で、液化天然ガス(LNG)など火力発電の燃料費負担が膨らんだ。
 燃料費の上昇分を利用者に転嫁する「燃料費調整制度」では、急激な電気料金の引き上げを避けるために東電HDの負担が一時的に増える。この影響で、経常損益を前期比1000億円程度押し下げる見通し。(2021/10/27-19:26)

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