古沢副専務理事が退任へ 11月末に任期満了―IMF
【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は27日、古沢満宏副専務理事(65)が11月末で5年の任期を満了し、退任すると発表した。1997年以降、トップを支える副専務理事のアジア枠は日本人が務めており、日本政府が後任を送り込む公算が大きい。
日本は米国に次ぐ第2位の出資国。元財務省財務官の古沢氏は2015年3月に副専務理事に就いた。IMFトップのゲオルギエワ専務理事は27日の声明で「古沢氏は加盟国への貢献を第一に考えてきた」と、IMFの資金基盤強化などに取り組んだ功績をたたえた。(2021/10/28-08:09)