南シナ海に「懸念」相次ぐ 東アジアサミット
【バンコク時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)各国と日米中などの首脳が一堂に会する東アジアサミットが27日、オンラインで行われた。中国による軍事拠点化が進み、緊張が続く南シナ海情勢では、岸田文雄首相を含む複数の首脳が「懸念」を表明した。
岸田氏は中国が海洋進出を強める南シナ海情勢に関し、緊張を高める活動や法の支配に逆行する動きが見られると指摘。「ASEANを含む各国と深刻な懸念を共有し、強く反対する」と述べた。米ホワイトハウスによると、バイデン大統領は「国際ルールに基づく秩序に対する脅威」に懸念を示し、中国をけん制した。(2021/10/28-00:45)