豪、日本人の入国再開先送り 新変異株の情報収集で
【シドニー時事】オーストラリア政府は29日、12月1日に予定していた日本人と韓国人の入国再開を柱とする規制緩和について、同15日まで実施を見合わせると発表した。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に関する情報収集に時間が必要なためとしている。
豪州は当初、ワクチン接種が完了した日本人と韓国人を対象に、シドニーとメルボルンで隔離なしの入国を1日から認めるとしていた。日韓以外の各国に関しても、有効なビザを持つ留学生や技能労働者らに限り入国を容認する方針だった。ニュージーランドとシンガポールからの入国は既に再開されている。
豪州ではオミクロン株の感染拡大を受けて、全ての入国者に対し何らかの隔離措置が復活している。(2021/11/29-20:33)