皇位継承策、年内に最終報告 政府有識者会議が議論再開

2021.11.30
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by 時事通信


安定的な皇位継承の在り方を検討する有識者会議であいさつする岸田文雄首相(右手前から2人目)。同3人目は清家篤座長=30日午後、首相官邸

安定的な皇位継承の在り方を検討する有識者会議であいさつする岸田文雄首相(右手前から2人目)。同3人目は清家篤座長=30日午後、首相官邸

 政府の安定的な皇位継承の在り方を検討する有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)は30日、岸田政権の発足後初の会合を首相官邸で開いた。清家氏は終了後の記者会見で、年内にも最終報告を取りまとめる考えを示した。政府は検討結果を国会に報告する方針だ。
 席上、首相は「最終的な取りまとめに向けて十分に議論してほしい。政府として議論の結果を尊重したい」と述べた。
 有識者会議は7月、皇族数確保に向け、(1)女性皇族が結婚後も皇室に残る(2)皇族の養子縁組を可能にして旧宮家の男系男子を皇籍復帰させる―の2案を、優先的に検討する論点整理をまとめた。
 清家氏は会見で、最終報告について、論点整理の「枠内になる」と説明。2案を併記する見通しを示した。12月6日の次回会合で、骨子をまとめる方針も明らかにした。(2021/11/30-20:10)

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