商標権侵害で米ZOOM提訴 音楽用電子機器のズーム

2021.12.01
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by 時事通信

 音楽用電子機器の開発・販売を手掛けるズーム(本社東京)は1日までに、自社の登録商標と「極めて類似した標章」を使用しているとして、ビデオ会議システム「ZOOM」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZVC)を東京地裁に提訴したと発表した。提訴は11月30日付。商標権を侵害する行為の差し止めを求めた。
 ズームは「当社登録商標が法的に保護されるべき知的財産であることの確認が訴訟の目的」として、和解金による解決を受け付けない姿勢を示している。一方、ZVCは時事通信のコメント要請に応じなかった。
 ズームは9月にもZOOMの国内販売代理店を務めるNECネッツエスアイを相手取って同様の訴訟を提起。ビデオ会議システムに関する問い合わせが殺到したり、ZVCの決算発表で株価が乱高下したりして、業務への支障や投資家の損害が生じていると主張していた。(2021/12/01-10:48)

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