人権担当ポスト、22年度新設へ 中国念頭、体制強化―外務省
林芳正外相は3日の記者会見で、国際的な人権問題を担当する企画官のポストを2022年度に新設する意向を表明した。中国による新疆ウイグル自治区や香港での人権弾圧を念頭に、岸田内閣は人権問題を重視している。
林氏は「人権外交の重要性は一層増してきている」と強調。企画官は、総合外交政策局人権人道課に配置。人権分野の業務を統括し、国際的な問題に対応する。新疆ウイグル自治区で生産された綿の使用に批判が集まったことを踏まえ、企業活動のサプライチェーン(供給網)にも目配りする。(2021/12/03-18:45)