日立、建機株を半分売却 伊藤忠などに1824億円
日立製作所は14日、約51%を保有する上場子会社の日立建機株式のうち26%について、伊藤忠商事と投資ファンド、日本産業パートナーズ(東京)の折半出資会社に売却すると発表した。売却額は約1824億円。IT分野に経営資源を集中する一環で、相乗効果の薄い事業の売却を進めており、上場子会社再編の総仕上げとなる。
日立の議決権比率は約25%に低下し、日立建機は連結子会社から持ち分法適用会社となる。今後も日立ブランドを継続使用するほか、デジタル技術や研究開発などの領域で連携を維持する。(2022/01/14-20:56)