北朝鮮、また弾道ミサイル 今年4回目、日本海に短距離2発

2022.01.17
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by 時事通信


【図解】北朝鮮弾道ミサイル

【図解】北朝鮮弾道ミサイル

  • 17日、韓国ソウルの駅構内で、北朝鮮によるミサイル発射のニュースを見る男性(AFP時事)

 【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は17日午前、平壌の順安空港一帯から北東方向の日本海に短距離弾道ミサイルと推定される飛翔(ひしょう)体2発を発射した。日米当局は「弾道ミサイル」と断定した。北朝鮮のミサイル発射は今年に入り4回目。
 防衛相は、最高高度約50キロ、通常の軌道なら飛距離は約300キロで、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられると記者団に語った。韓国軍は高度約42キロ、飛距離約380キロと説明している。
 日米両政府は「国連安保理決議違反」などと非難。韓国政府は「非常に遺憾な状況が続いている」と指摘し「対話を早期に始めることが重要だ」と訴えた。
 北朝鮮は今月5日と11日に、いずれも内陸部の慈江道付近から「極超音速ミサイル」と称するミサイルを発射。14日にも内陸部から鉄道発射型の短距離弾道ミサイルを2発発射した。高度や飛距離などから今回のミサイルは14日と同じロシア製の短距離弾道ミサイル「イスカンデル」などに類似したミサイルという見方が出ている。(2022/01/17-16:40)

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