「円滑化協定」視野に議論開始 日仏、防衛協力強化で一致

2022.01.21
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by 時事通信


日仏の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)に臨む林芳正外相(左)と、岸信夫防衛相=20日夜、外務省(代表撮影)

日仏の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)に臨む林芳正外相(左)と、岸信夫防衛相=20日夜、外務省(代表撮影)

 日仏両政府は20日、外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)をテレビ会議形式で開き、共同声明を発表した。覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、防衛協力を強化することで一致。自衛隊と仏軍の相互訪問の法的基盤となる「円滑化協定(RAA)」の締結も視野に、事務レベルで議論を開始することを確認した。
 共同声明では、東・南シナ海での中国による一方的な現状変更の試みや威圧に反対すると明言。香港や新疆ウイグル自治区の人権状況に深刻な懸念を表明し、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した。北朝鮮の核・ミサイル開発の進展にも深刻な懸念を示した。(2022/01/21-01:42)

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