予算資料ミス、新たに3省 法務・文科・国交、首相陳謝―濃厚接触者の待機短縮明言・衆院委
衆院予算委員会は25日午前、岸田文雄首相と全閣僚が出席し、2022年度予算案に関する2日目の基本的質疑を行った。鈴木俊一財務相は総務省所管分の予算案参考資料に誤りがあった問題に関し、法務、文部科学、国土交通3省分の計4カ所でもミスが判明したと明らかにした。
首相は「大変遺憾であり、重ねておわびを申し上げる」と陳謝。「気の緩みという指摘は当然だ。各省庁に気を引き締め、再発防止に努めるよう指示を出した」と述べた。立憲民主党の階猛氏は原因を究明するよう要求した。
新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者の待機期間について、首相は「短縮の方向で検討する。一定のリスクは伴う中で、どこまでが適切なのか判断したい」と表明。科学的知見を踏まえて見極める考えを示した。立民の山井和則氏が社会機能維持のため短縮すべきだと主張したのに答えた。(2022/01/25-12:18)