試験中に問題漏えいか 共通テスト、警視庁捜査

2022.01.26
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by 時事通信


大学入学共通テストで、「世界史B」の試験時間中に問題用紙を写したとみられる画像(大学生提供)

大学入学共通テストで、「世界史B」の試験時間中に問題用紙を写したとみられる画像(大学生提供)

  • 大学入学共通テストの問題が漏えいしていたとされる事件で、「スカイプ」のダイレクトメールでの高校2年生を名乗る人物と大学生のやりとり(写真左と中央)。15日に実施された同テストで、「世界史B」の試験時間中に問題用紙を写したとみられる画像(同右)(大学生提供)

 今月15日に実施された大学入学共通テストの地理歴史・公民の試験時間中に、「世界史B」の問題が外部に漏えいされた疑いがあることが26日、関係者への取材で分かった。大学入試センターの相談を受け、警視庁が偽計業務妨害容疑で捜査を始めた。
 関係者によると、地理歴史・公民の試験が行われていた15日午前11時ごろ、世界史Bの問題がひそかに撮影され、外部に送信された疑いがある。地歴公民の試験は午前9時半から午前11時40分まで実施されていた。
 入試センターは、試験時間中に問題が送られてきたという男子大学生から連絡を受け、18日に警視庁に相談していた。この学生は、インターネット上の家庭教師紹介サイトを通じ、高校2年生を名乗る人物から送信されたと説明している。
 共通テストの試験会場では、スマートフォンなどの持ち込みは禁止されていないが、試験時間中の使用は不正行為となり、発覚すれば受験した科目の成績は無効となる。(2022/01/26-11:23)

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