安保戦略改定へ検討本格化 有識者から聴取、「敵基地」焦点―政府

2022.01.26
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by 時事通信


「第1回新たな国家安全保障戦略等の策定に関する有識者との意見交換」に臨む(左から)谷内正太郎元国家安全保障局長、森本敏元防衛相、北村滋前国家安全保障局長=26日午後、東京都千代田区(代表撮影)

「第1回新たな国家安全保障戦略等の策定に関する有識者との意見交換」に臨む(左から)谷内正太郎元国家安全保障局長、森本敏元防衛相、北村滋前国家安全保障局長=26日午後、東京都千代田区(代表撮影)

 政府は26日、国家安全保障戦略など3文書の改定に向け、有識者との初の意見交換会を行った。年内に閣議決定する方針で、検討を本格化させる。今後、外交・防衛の専門家や先端技術に詳しい民間関係者らからも聴取し、文書に反映させる方針。「敵基地攻撃能力」保有をめぐる議論が焦点となる。
 26日の初会合では、森本敏元防衛相、歴代の国家安全保障局長の谷内正太郎、北村滋両氏の3人から話を聞いた。
 出席者の一人は、首相が敵基地攻撃能力の保有に意欲を示していることを踏まえ、「首相は正しいことを言っていると思う」と指摘。経済安全保障についても意見交換し、別の出席者は「予測される論点は大体出た。それをどう取り込みアップデートするかだ」と語った。(2022/01/26-19:14)

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