変わらぬ「基地の島」問う 復帰50年を前に平和行進―沖縄
沖縄の本土復帰から15日で50年となるのを前に、復帰後も多くの米軍基地が残された現状を訴える「5・15平和行進」が14日行われた。雨天にもかかわらず1000人(主催者発表)が参加し、基地が集中する沖縄本島中部を歩いた。
レインコートを着た参加者は、午前9時に宜野湾市民会館を出発。名護市辺野古への移設が計画される普天間飛行場(宜野湾市)や、在沖米軍司令部があるキャンプ瑞慶覧(北中城村など)の周辺から沖縄市に入った。
1970年に住民が米国支配への怒りを爆発させた「コザ暴動」の現場も通過。約3時間かけて嘉手納飛行場近くまでの約8.7キロを行進した。(2022/05/14-13:05)