海洋放出計画の審査書案了承 福島第1原発の処理水―規制委
東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出について、原子力規制委員会は18日、必要な設備などを盛り込んだ東電の計画を妥当とした審査書案を了承した。意見公募を経て、正式に認可される見通し。
東電は認可され次第、地元自治体の了承を得た上でトンネルなど本体工事に着手し、2023年春までに放出に必要な設備を完成させる方針。ただ、風評被害への懸念は根強く、実際の放出に当たっては地元漁業者らの理解が必要となる。(2022/05/18-12:21)