脱炭素へ20兆円支援 「移行債」活用、官民で150兆円超投資―岸田首相

2022.05.19
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by 時事通信


「クリーンエネルギー戦略」について省庁横断で議論する会合で発言する岸田文雄首相(右から2人目)=19日午後、首相官邸

「クリーンエネルギー戦略」について省庁横断で議論する会合で発言する岸田文雄首相(右から2人目)=19日午後、首相官邸

 岸田文雄首相は19日、脱炭素化に向けた社会や産業構造の転換(グリーントランスフォーメーション、GX)に向け、20兆円規模の政府支援を実施する方針を表明した。必要な資金の確保には、今後発行する「GX経済移行債」(仮称)を活用。大規模な支援を呼び水として、今後10年間で官民合わせて150兆円超の関連投資を実現したい考えだ。
 政府が策定を進める「クリーンエネルギー戦略」を省庁横断で議論するため、同日、首相官邸で開かれた会合で明らかにした。
 首相は「気候変動問題は新しい資本主義の中核的課題だ。政府資金を先行して調達し、速やかに投資支援に回す」と強調。夏をめどに「GX実行会議」を設置し、GX経済移行債の発行規模や時期、今後10年間の政府支援の内容などを示す工程表を作成する方針を示した。(2022/05/19-20:53)

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