ウクライナ原発、処理水放出で連携 岸田首相、IAEA事務局長と会談
岸田文雄首相は20日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と首相官邸で会談した。ロシアの侵攻が続くウクライナの原発について、安全確保に向けた連携を確認。東京電力福島第1原発から出る処理水の海洋放出をめぐり協力していく方針でも一致した。
首相は「ウクライナの原子力施設の安全確保に努力するIAEAの取り組みを高く評価する」と伝達。グロッシ氏は「何よりも安全確保が極めて重要だ」と応じ、ロシア軍が占拠する南東部のザポロジエ原発を近く訪れる意向を示した。(2022/05/20-12:05)