クアッド首脳会議、首都厳戒 1万8000人態勢、交通規制も―警視庁

2022.05.21
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by 時事通信


日米豪印4カ国(クアッド)首脳会議に向け、電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」で羽田空港の警戒に当たる警視庁の警察官=12日

日米豪印4カ国(クアッド)首脳会議に向け、電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」で羽田空港の警戒に当たる警視庁の警察官=12日

  • 日米豪印4カ国(クアッド)首脳会議に向けて行われた警視庁の要人警護訓練=18日午前、東京都港区の迎賓館

 東京都内で24日に開かれる日米豪印4カ国(クアッド)首脳会議に向け、警視庁が厳戒態勢を強めている。22日には就任後初めて、バイデン米大統領が来日する。同庁は2019年にトランプ前大統領が来日した際と同規模の約1万8000人態勢で首都の警備に臨む。
 同庁はロシアのウクライナ軍事侵攻を念頭に、今回の警備について「国際情勢を大きく揺るがす深刻な事態の中で行われる」(大石吉彦警視総監)として、警戒を強化。18日には迎賓館で要人警護や爆発物処理などの訓練を実施し、岩下剛警備部長が「テロや妨害行為の脅威はこれまでの比ではない」と訴えた。
 同庁は11日以降、JR品川駅と渋谷駅、羽田空港などで、警備犬や電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」を使った警備の様子を相次いで報道陣に公開。不特定多数が集まる主要ターミナル駅や同空港に部隊を配置している。
 22日からは首都高速道路と都心部の一般道で交通規制が始まり、市民生活にも影響が出る。規制の詳細は同庁ホームページで確認できる。同庁は24日までの期間中、電車やバスなど公共交通機関での移動を呼び掛けている。(2022/05/21-13:31)

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