是枝作品でソン・ガンホさん男優賞 早川監督に新人特別表彰―カンヌ映画祭

2022.05.29
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by 時事通信


最優秀男優賞を受賞した韓国人俳優ソン・ガンホさん=28日、カンヌ(AFP時事)

最優秀男優賞を受賞した韓国人俳優ソン・ガンホさん=28日、カンヌ(AFP時事)

  • 【図解】是枝裕和監督の主な映画作品
  • ソン・ガンホさん(左から2人目)が最優秀男優賞を受賞した是枝裕和監督の「ベイビー・ブローカー」(C)2022 ZIP CINEMA&CJ ENM Co.,Ltd.,ALL RIGHTS RESERVED
  • 「PLAN 75」で特別表彰を受け、笑顔を見せる早川千絵監督=28日、カンヌ(AFP時事)

 【カンヌ(仏)時事】第75回カンヌ国際映画祭は最終日の28日夜(日本時間29日未明)、授賞式を開き、是枝裕和監督(59)初の韓国映画「ベイビー・ブローカー」に主演した韓国人俳優ソン・ガンホさん(55)がコンペティション部門の最優秀男優賞を受賞した。また、「PLAN 75」の早川千絵監督(45)にカメラドール(新人監督賞)の特別表彰が贈られた。
 是枝監督の作品では、2004年の「誰も知らない」でも柳楽優弥さんが最優秀男優賞を受賞している。今年の最高賞パルムドールは「トライアングル・オブ・サッドネス」(リューベン・オストルンド監督)。
 「ベイビー・ブローカー」は韓国を舞台に、親が育てられない新生児を匿名で預ける「赤ちゃんポスト」をめぐる人間模様を描いた。日本では6月24日に公開される。
 新生児を売買するブローカーを演じたソンさんは「素晴らしい栄誉。偉大な監督である是枝監督にも感謝します」と語った。是枝監督は記者団に「作品にとって最高のゴール」と受賞をたたえた。
 ソンさんは「シュリ」「殺人の追憶」などに出演。米アカデミー賞4冠に輝いた「パラサイト 半地下の家族」でも主演した。
 早川監督は、75歳以上が自らの生死を選択できる制度をめぐって翻弄(ほんろう)される人々を描いた初の長編「PLAN 75」で、先鋭的な作品が対象の「ある視点」部門に参加した。主演は倍賞千恵子さん。公開は6月17日。
 早川監督は「今を生きる私たちに必要な映画と言ってくれた方がいた。その言葉が心に深く響いている」と感謝した。1997年には「萌の朱雀」で河瀬直美監督がカメラドールを受賞している。(2022/05/29-11:56)

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