サハリン島で遺体見つかる 観光船事故不明者との関連調査―海保

2022.06.28
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by 時事通信

 第1管区海上保安本部(北海道小樽市)は28日、ロシアのサハリン島南部で同日昼ごろ、日本人とみられる遺体が見つかったとロシア側から外交ルートを通じて連絡があったことを明らかにした。同本部は、知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故の不明者との関連を調べている。
 事故は4月23日に発生。乗客24人と乗員2人が乗船していた。これまでに14人の死亡が確認され、現在も行方不明者12人の捜索が続いている。
 北方領土・国後島では、5月に女性と男性の遺体が見つかったとロシア側から連絡があった。関係者によると、ロシアで行われたDNA型鑑定で、甲板員曽山聖さん=事故発生当時(27)=と、乗客の北海道北見市の女性のDNA型と一致したという。(2022/06/28-18:16)

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