KDDI障害、3915万回線に影響 社長会見「深くおわび」―金子総務相「重大事故」
KDDIの大規模な通信障害は3日も復旧作業が続いた。同社の高橋誠社長は同日午前、東京都内で記者会見し、「安定したサービスを提供しなければならない通信事業者として反省している。深くおわび申し上げる」と陳謝した。同日夕以降の全面復旧を目指しているが、発生から36時間以上経過。全国で最大3915万回線がつながりにくくなった可能性があり、物流など広い範囲で大きな影響が出た。
金子恭之総務相は同日午前会見し「重要インフラの携帯サービスを、極めて多くの方が長時間利用困難になったことは大変遺憾。電気通信事業法上の『重大な事故』に該当する」との認識を示した。今後、同社からの正式な報告を踏まえ、行政処分を検討する。(2022/07/03-17:01)