捜査車両に「エアタグ」 位置特定、動向把握狙いか―愛知

2022.07.06
0
by 時事通信


米アップルの「AirTag(エアタグ)」(EPA時事)

米アップルの「AirTag(エアタグ)」(EPA時事)

 愛知県警豊田署(同県豊田市)の捜査車両1台に、位置情報を特定できる米アップルの小型機器「AirTag(エアタグ)」が取り付けられていたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。車両は暴力団事件などを担当する捜査員が使っており、県警は何者かが警察の動向を把握するために付けた可能性もあるとみて調べている。
 エアタグは昨年発売された紛失防止グッズ。500円硬貨ほどの大きさで、鍵や財布などに装着すれば、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」などと連携させて地図上で位置を確認することなどができる。
 捜査関係者によると、不審なエアタグは5月、豊田署の駐車場に止められた捜査車両から見つかった。後部マフラーに取り付けられた小さな箱の中に入っていた。
 県警は捜査員に対し、車に乗る際に不審物が取り付けられていないか確認するよう文書で注意喚起した。他の車両からは見つかっていないという。(2022/07/06-15:59)

print

人気のオススメ記事