留任の山際氏、イベント出席 旧統一教会との関係相次ぐ―岸田改造内閣

2022.08.10
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by 時事通信


記者会見する山際大志郎経済再生担当相=10日午後、内閣府

記者会見する山際大志郎経済再生担当相=10日午後、内閣府

 第2次岸田改造内閣の閣僚らは10日、相次いで世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりを認めた。留任した経済再生担当相は関連団体のイベントに出席、外相は教団と関係が深いとされる世界日報の取材を受けていたことが判明。再登板の厚生労働相らも関係を明らかにした。
 首相はこれまでに、旧統一教会との関係を点検、公表するよう全閣僚に指示。接点を認めた防衛相ら7人は、今回の内閣改造で閣外に去った。
 山際氏は記者会見で、2013年に関連団体の会合に会費1万円を支出し、18年に関連団体のイベントに出席したと公表。「今後、社会的に問題があると指摘される団体との関係は持たない」と強調した。
 公表が同日となった理由については「指示を受けて(確認を)行い、このタイミングになった」と述べるにとどめた。
 林氏は会見で、12年に取材を受けたと話した。2日には関わりを否定していたが、改めて確認したという。「大変申し訳ない。今後は一切関係を持たない」と強調した。経済安全保障担当相も01年に関係する月刊誌上で対談したという。
 加藤氏は会見で、14、16両年に関連団体の懇親会に1万5000円の会費を支出し、18年には関連行事への祝電と秘書の代理出席があったと明かした。選挙の支援などはないとした。
 総務相は記者団に対し、18年に関連団体の会合に会費2万円を支払ったと説明。出席はしなかったという。
 地方創生担当相は、地元事務所の秘書の記憶として、関連行事への祝電、秘書の出席があったという。自身の出席は「記憶の限りなかった」と述べた。(2022/08/10-23:47)

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